【新唐人2012年6月16日付ニュース】中央宣伝部の厳しい統制の下、中国の各メディアの報道はみな同じ内容で固まっていました。最近、江沢民勢力の衰えと共に、各派の出す声が多くなりました。
少し前、「中国青年報」が大胆に「環球時報」の「適度腐敗論」を批判しました。一向に大胆な「南方都市報」が今回、「人民日報」に平手打ちを食らわせました。
「人民日報」は11日、「朝鮮の未来は愛の中で成長する」と題した文章を発表しました。人民日報記者の発見によると、「子供たちは1日5食でプロの栄養士が栄養配合を行っている」。これは意図的に北朝鮮共産体制のために、白黒を顛倒させているのです。餓死者が出ている北朝鮮で、腹いっぱい食べられるのは祭日だけです。人民日報記者が平壌に行けるなら、南方都市報記者も行けます。
6月14日早朝、南方都市報の微博が人民日報に平手打ちを食らわせました。平壌の幹部はなんと食卓で、肉を取り合いしていたというのです。原文はこう書いています。
「活動には外賓や北朝鮮の官僚などが参加。20数人が1卓で、豚肉や牛肉は薄くスライスしてあった。食べ始めてまもなく、肉類は北朝鮮人によって、すぐ空っぽになった。北朝鮮人は肉ばかり食べ、我々のテーブルのを食べ尽くすと、同卓の朝鮮人らは隣卓の肉を取りに行った。知人によると、彼の平壌にいる親戚は普通の幹部家庭だが30年も肉を食べていないという。」この文章は「南方人物週間」に全文掲載されました。
第18回党大会を前に、各メディアの舌戦が絶えません。江沢民系の李長春の勢力は、「人民日報」「環球時報」とその他の地方メディアのみになっています。例えば、北京市委員会傘下の「北京日報」。中国青年報の曹林は微博で「人民日報、環球時報、北京日報は極左過ぎて、批判せざるを得ない」と書きました。
このような共産党メディアの舌戦は、党内分裂のシグナルであり、18大で左に行くのか、右に行くのか、路線闘争の激しさが伺えます。
(翻訳/坂本 映像編集/工)